臭気対策事業維持管理
事業概要
最終処分場は硫化水素ガス、アンモニア、メタン等々の悪臭や有害ガスの発生や、浸出水の水質悪化に伴うヘドロ臭の発生などの問題を抱えています。
弊社では自然界に存在する微生物の働きを利用した浄化手法で、最終処分場の環境改善を行なっています。
微生物や菌類、植物といった自然が持つ分解能力を利用して汚染物質を除去するこの手法は、生態系への負荷を抑えながらもコストパフォーマンスの高い技術として近年注目を集めています。
特徴1 自然のチカラで汚染環境を浄化
さまざまな有害物質を無害な物質に分解する、自然界に存在する微生物の働きを活かした手法です。
土壌や海洋、地下水など自然界には、多種多様な微生物が生息しています。微生物は生態系における「分解者」としての役割を担っており、地球上のさまざまなものを分解して自然環境を浄化する働きがあります。
そうした微生物の働きを最大限に活用し、汚染された土壌や水環境を効率的に浄化する技術です。
特徴2 環境にやさしい
廃棄物や二次処理を必要とせず、汚染物質を除去します。
土壌、地下水汚染の浄化では、浄化の過程で発生する廃棄物や、浄化による土壌・水環境の生態系へのダメージといった問題が課題となっていました。
しかし、この手法では汚染土壌や排水を移動させることなく、その場で浄化するため、廃棄物が発生する心配がありません。また、汚染物質を分解した後、役割を終えた微生物は自然と消滅していくので、生態系への影響もほとんどありません。
特徴3 コストパフォーマンスが高い
大規模な設備や工事を必要とせず、コストを抑えた環境修復が可能です。
汚染された土壌や地下水に、有用な微生物から作られたバイオ資材や栄養剤を直接投入して浄化します。そのため、大がかりな設備や敷地外への土壌や排水の搬出を必要とせず、低コストで汚染土や地下水の浄化を実現します。